管内におけるうんしゅうみかんの生育状況については、発芽は過去一番早かった前年よりは遅く、平年並み程度にありました。作柄は前年生産量が多かった反動で品種や園地間の格差はあるものの、概ね着花量は少なく、裏年傾向の見込みです。満開期は５月８日前後と平年並み程度にあります。
令和４年産の生産目標としては出荷数量の確保が最重要になってきます。そのため連年安定生産に向けた是正対策に重点を置きながら、全体の生産量１０，０００ｔ(前年対比９１％)への調整に向けた生産対策を第一として、部会組織を挙げて取り組みます。
令和４年４月２５日「させぼ広域かんきつ部会通常総会並びに西海みかん生産者大会」をアルカスＳＡＳＥＢＯにおいて開催しました。前年は出席者数を制限し、代表部会員を選出しての開催となりましたが、本年は新型コロナウイルス感染拡大防止対策に努めながら、関係機関、西海みかん取引市場、部会員、ＪＡ役職員等の２００名程度が参集しての、通常総会並びに生産者大会を開催しました。
令和３年産も令和２年産同様に部会活動においては、参集範囲を制限しての活動となりました。全体的に表年傾向にあり、うんしゅうみかんの販売数量は前年対比１１２％の１１，０３５ｔでした。
令和４年産の重点生産対策として、出荷数量の確保と青果率の向上、ブランド率の安定、販売対策として計画数量の適正化と計画集荷の厳守についての報告、提言がなされました。
令和３年産無加温ハウスみかんがまもなく出荷の時期を迎えます。
美味しさを追求するため、２月頃から収穫開始となります。
濃厚な甘みと新鮮味(フレッシュ)な食味が特徴です。
今年産の販売計画量は２００ｔ程度を見込んでいます。
令和３年産「早生」の選果が１０月２９日から開始となりました。
高温・乾燥で着色の仕上がりはやや遅れていますが、果実品質は平年並みの仕上がりです。
１１月１日より販売開始となり、１１月中旬から１２月上旬にかけ、ピークを迎えます。
例年通り家庭選果を徹底し、計画的な集荷・出荷を図ります。
早熟早生の収穫がいよいよ始まります。
着色も順調で、果実も仕上がってきました。
本年産の着色は早く、糖度は平年並みで推移しています。
販売計画量は１，７００ｔ程度（前年対比１１３％）を見込んでいます。
令和３年の７月までは干ばつ、８月以降は断続的な降雨と近年稀にみる気象でこれまで推移しています。
晴れ間を見ては、シートマルチを開放し、品質向上のため、土壌乾燥にも努めて来ました。
その間、例年通り摘果・シートマルチの確認作業、指定園の果実分析、検見を経て、いよいよ令和３年産が１０月からスタートします。
チェックマンによる「早熟早生」のシートマルチ確認を実施しました。
確認事項は被覆および資材の劣化状況、着果状況などの項目について、
管内５７１筆の園地を対象に実施しました。
生育状況について、肥大は順調に推移し、病害虫の発生も少ない傾向にあります。
早熟早生の販売計画量は１，６５０ｔ（１０９％）を見込んでいます。
また早熟早生の面積比率は全体の１３％を占めます。
九州北部地方は７月１３日頃（平年より６日、前年より１７日程度早い）に
梅雨明けとなりました。梅雨入りが５月１５日と過去２番目に早かったのですが、期間中の雨量はそれほどなく、今後の天候次第ですが、干ばつが懸念されます。
うんしゅうみかんについては、病害虫の発生も少なく、肥大は平年並みで、
生育は順調に推移しています。
今年産の販売計画量は１０，０００ｔ（前年比１０１％）を見込んでおり、シートマルチの被覆、仕上げ摘果と作業は続いていきます。
令和３年５月２６日から３日間、管内全域の１５支部を対象に「生産対策講習会（摘果講習会）」を開催しました。
令和３年産うんしゅうみかんの開花時期は前年と比較し、１０日程度早く、作柄は表年傾向にあります。
そのため、生産対策講習会（摘果講習会）も前年より早めての開催となりました。
特に前年の課題であった「高品質果実の連年安定生産、果実の体質強化」に重点を置いた講習会となりました。
組織一丸となって、課題解決に向けた取り組みがスタートしました。
令和３年４月２０日「させぼ広域かんきつ部会通常総会」をみかん選果所において開催しました。前年は書面決議での開催となりましたが、本年は新型コロナウイルス感染対策を徹底し、かつ感染拡大防止の観点から出席者数を制限し、代表部会員を選出しての開催となりました。今年度は役員改選が行われ、以下に決定しました。
また総会終了後には、取引市場２社とリモートで繋ぎ、令和２年産西海みかんの販売経過について報告をいただきました。
【部会三役】
部会長 ： 宮崎 大輔
副部会長： 井手 義勝、指方 博文、田崎 伸一