生産・販売


令和2年産露地みかんのスタートを切る「早熟早生」の出荷目揃会を開催しました。
各地区より果実を持ち寄り、みかん選果所に持ち込む青果の集荷基準を決め、部会員に周知徹底するための取り組みです。
本年産の着色はやや早い傾向にあり、糖度は平年並みで推移しています。1,500t程度の販売計画量を見込んでいます。


チェックマンによる「早生・させぼ温州」のシートマルチ確認を実施しました。
確認事項は7月に実施した「早熟早生」と同様、被覆および資材の劣化状況、着果状況について、早生は1,940筆の園地、させぼ温州は1,103筆の園地を対象に実施しました。被覆は例年よりも早い傾向にあり、このところの天候で日ヤケ果が目に付きますが、樹体ストレスも掛かってきました。
早生・させぼ温州の販売計画量は7,000tを見込んでいます。全体の74%程度になります。


させぼ温州指定園における果実分析を実施しました。
「西海みかん」の特徴に指定園制度があります。指定園に登録するとシートマルチの被覆は勿論、果実の定期分析およびフィガロン乳剤の散布などが条件になります。登録は生産者自らが申請し、高い目標を持って生産に取り組んでいく制度です。
指定園の果実分析は20日おきの実施になります。これまで7月20日に早熟早生(1回目)、7月31日に早生(1回目)、8月7日に早熟早生(2回目)、8月20日に早生(2回目)、させぼ温州(1回目)です。これまでの結果として糖度は平年並、クエン酸はやや高い傾向にあります。


させぼ広域かんきつ部会役員による、品質向上に向けた広報活動(管内全域を対象)を実施しました。実施期間は令和2年8月17日からの3日間、マルチシートの開放による土壌乾燥の促進と併せ、フィガロン乳剤の散布徹底を呼び掛けました。


令和2年産温室みかんの出荷が令和2年7月末から開始となりました。
生産者は2名と少なくはありますが、着色・品質ともに上々の仕上がりで、今年産も例年通り安定しています。
玉流れもM玉果中心に仕上がっています。


チェックマンによる「早熟早生」のシートマルチ確認を実施しました。
確認事項は被覆および資材の劣化状況、着果状況などについて
管内614の園地を対象に実施しました。
今年産は例年より被覆開始は早い傾向にあり、肥大は順調です。
早熟早生の販売計画量は1,800t(97%)を見込んでいます。
早熟早生の面積比率は全体の14%を占めます。


肥大は順調に推移しています。
1次および2次の生理落果は平年に比べ、やや多い傾向にありました。
摘果作業は大方終了し、早熟早生の園地からシートマルチの被覆が始まりました。被覆開始は平年に比べ、やや早い傾向にあります。
高品質果実の安定生産に向けた作業が、これから本格化していきます。


令和2年6月8日から管内全域のかんきつ部会員を対象に「摘果講習会」を開催しました。
「摘果」とはみかん栽培の中で最も時間を要する作業になります。
多く着果している樹から、品質、大きさが揃った果実に仕上げる ために、小さな果実を中心に外す作業です。


令和2年産の満開日は5月6日程度で、充実した花が咲きました。
前年と比較すれば満開日は2日程度遅いようです。今後は出荷量10.000トン(前年比94%)へ向け、適正着果とシートマルチの適期被覆により「味っ子」「味まる」「出島の華」をはじめ、高品質果実の安定生産と青果率の向上に努め、西海みかんブランドの更なる飛躍に向け、努力を惜しまず、取り組みます。


「西海みかん」JAながさき西海 みかん選果所
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